サポーターへのご挨拶 −ご寄付のお願い−
UNISEC理事長 八坂哲雄 2006年1月
日本の大学生がリアルな宇宙開発プロジェクトに関わるようになったのは、1999年のことです。それからわずか数年後、2003年には、学生たちは人工衛星を宇宙へ打ち上げることに成功しました。オモチャの衛星と揶揄されながら、2年半たった今も、それらの衛星は元気で、宇宙で撮影した画像を地球に送ってきています。昨年も一機、新しい衛星打ち上げに成功し、今後も続々と打ち上げを予定しております。ロケット開発も、缶サットの打ち上げや小型衛星の自前打ち上げを目指しがんばっております。
このような学生の活動を支え、広げていくために、大学の教員が中心になってUNISECというNPOを作りました。そして今、30大学38団体が加盟し、それぞれの専門と強みを生かして活動に励んでいます。私たちは、このような大学生のプロジェクトが宇宙開発の新しい側面を切り開いているだけでなく、学生時代のプロジェクト経験自体が大変意義のあることと確信しています。プロジェクトの計画立案、実行、失敗、そして成功を自ら体験することは、わが国の科学技術をこれから支える学生たちにとってユニークな教育実践活動といえます。これらの活動は、JAXAを始め、企業や各種団体からの委託研究、そして個人の寄付によって支えられています。しかし、残念ながら、これらの支援はまだまだ十分ではありません。国の教育ならびに科学技術政策の重要な一環となりうることが、特に、公的機関からまだ明確に認識していただいてないことが大きな課題であるからです。
私たちは、300名を超える参加学生たちの夢を実現できるような財政的支援をする仕組みを構築したいと考えております。大学生による宇宙開発は、学生の人件費を必ずしも要しないという日本独特の制度もあって、その効果に比べて大変安上がりであるといえると思います。それでも、大学の研究室で負担するのは厳しいものがあります。そこで、改めて広く皆様の寄付をお願いすることとしました。
我々UNISECで伝えている価値は、6つあります。
曰く、ユニークであれ(Unique)、決してあきらめるな(Never Give Up)、別の方法を工夫しろ(Innovative)、誠実であれ(Sincere)、元気よくやれ(Energetic)、 チャレンジしろ(Challenging)、です。
困難に打ち克ち、想いを実現していくことを若いうちに体験することは大切なことですが、それ以上に、自分の想いを実現するのにどれほど多くの方が陰になり日向になり支えてくださっているのかを知ることは、若い人たちに、大きな学びと気づきを与えます。そのことが、科学技術に従事する若者たち精神のなかに新しい文化を育むこととなると思います。
ご一考いただけましたら幸甚です。また、もし、理事長の私に直接ご意見やご提案をいただける場合には、
 までご連絡ください。
宇宙は決して遠いものではありません。ぜひごいっしょに、多くの若者とともに、新しい宇宙への道を作ってまいりましょう。
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