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証言:占部 智之(うらべ・ともゆき)![]() スプリアス対策、低温対策、アンテナマッチングなど通信系全体としては様々な工夫をしましたが、僕が担当したのは通信機シールドボックスを作ることでした。気球実験の時は、3つの送受信機を搭載しましたが、各無線機をむき出しのまま隣り合わせで配置していたので、送信機が生成する強電界によって受信機の感度抑圧という現象が起こり、受信機が受信不能に陥ってしまいました。(送信周波数のスプリアスが受信周波数と近接していたのが大きな原因でした)そこでシールド兼固定用の通信機ボックスを作ることが僕の役割となりました。当時はそれなりに考えて作ったつもりでしたが、今考えると組み立て・分解のしやすさ、配線の引き回し、振動対策など改善するべきところはまだまだたくさんあります。 |
結局、気球実験で分かったことは、このままでは宇宙にいったらまともに通信系は動かないということでした。この実験が無ければ、今ごろ東工大のCubeSatは地上と通信できていなかったと思います。