CUTE-Iとのお別れ
語り手:岡田英人(おかだ・ひでと)

自分は、4月に就職していたので、6月にCUTE-Iをロシアに運んだ時には一緒に行く事ができませんでした。宮下君からは、メールでロシアでの様子を伝えてもらったり、ホームページに写真をアップしてもらって見ていましたが、やはり、ロシアにいけなかったのは残念でした。

ロシアに輸送する前日、会社が終わった後、研究室を訪ねました。自分にとっては、まさに最後のお別れの日だったのですが、CUTE-Iはすでに梱包されていて姿を見ることはできませんでした。

CUTE-Iの入ったケースを何気なく持ち上げてみたのですが、1kgの衛星はかなり重く感じました。最終的に組みあがった状態で衛星を手に持ったのは、自分にとっては生まれてはじめてのことでした。これが「人生最後」かどうかは、まだわかりませんが、こんな経験をしたことのある人は、いったいどれくらいいるんでしょうね。

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自分の場合、CubeSatには開発初期から打ち上げ直前まで運良く全面的に関わる事ができましたが、案外あっけないお別れでした。