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NPO法人大学宇宙工学コンソーシアム 第4回年次総会レポート

2006年7月17日(月)
12:30−13:00 受付
13:00−13:30 総会
13:30−18:00 活動報告会
18:30−20:30 懇親会

プログラム

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  1. 開会前の風景
  2. 総会
  3. 活動報告会(1) 招待講演
  4. 活動報告会(2) 加盟団体の今年度目標発表
  5. 活動報告会(3) UNISON活動報告と今後の展望
  6. 活動報告会(4) ワーキンググループ紹介
  7. 活動報告会(5) 特別講演
  8. 懇親会

  1. 開会前の風景

    7月17日。三連休の最後の日に、UNISECの第4回の年次総会が開かれました。あいにくの大雨にも関わらず、今年の参加人数は、188名(学生142名、一般46名)で、過去最高を記録しました。

    全国から集まってきたUNISECのメンバーやお客様が続々と到着し、受付は大賑わいです。会場の山上会館は、100人以上は軽く入るホールですが、後ろの空きスペースにびっしりと並べた折り畳み椅子も足りなくなるくらいの盛況で、開会を待つ会場は熱気に包まれていました。

  2. 総会
      

    例年どおり、「総会は短く、活動報告会は長く」という方針どおり、総会は30分しか時間をとっていません。UNISECでは、設立当初から総会はオープンにしているので、総会での議決権を持つのは、正会員だけですが、全員が参加しての開会となりました。議決をとる必要があるため、正会員は前のほうに席が用意されています。今年の特徴は、学生と見分けがつかないような若い方々がたくさん前のほうに座っていたこと。今年の三月に卒業して、学生会員からNPO会員になった方々です。 

    八坂理事長の開会の挨拶を皮切りに、遠山新副理事長の司会のもとで、2005年度(第4期)事業報告・監査報告や会計報告・監査報告が行われ、会員より承認されました。続いて2006年度(第5期)の事業計画案とその審議並びに予算案とその審議が行われ、こちらも会員より承認を受けました。また2006年度(第5期)の新役員人事が発表され、八坂哲雄理事長の再任、松永三郎・遠山文雄両理事の副理事長への就任のほか、前理事全員の留任が決定しました。

    PDFファイル2005年度 議案書
    PDFファイル第4期決算

  3. 活動報告会(1) 招待講演

    ここからは学生理事の出番です。尾曲・和田(リンク)の両学生理事が活動報告会を仕切ります。 まずは、招待講演。今回は、打ち上げを2週間後に控えた日大の宮崎先生や大学衛星関係者なら誰もがお世話になっている社団法人日本アマチュア無線連盟(JARL)の近藤氏、アマチュア無線家の眞田氏のお話をうかがいました。

    「キューブサットSEEDS打ち上げ待機報告」
    日本大学 宮崎康行氏
    発表資料 

    当初の予定では、打ち上げ報告となるはずでしたが、ロケットの打ち上げ延期によって打ち上げ待機報告になってしまった日大のSEEDS。2001年に開発を開始し、2004年の9月には既に完成していたものの、打ち上げ手段がなかなか見つからず、苦労された話を、打ち上げ間近の期待をこめて話されました。
    (注:たいへん残念ながら、7月27日未明に打ち上げられたSEEDSは、ロケットの失敗により、ほかの17基の衛星とともに、地球に戻ってきてしまいました。現在、日大では予備機の再打ち上げを目指して、再挑戦中です。日大プレスリリースはこちら。)

    「衛星の運用を行う人のために」
    社団法人日本アマチュア無線連盟 近藤俊幸氏

    衛星は宇宙に上げれば、それでおしまいという事ではありません。むしろ衛星を使って何かする、つまり運用ということから言えば衛星が宇宙に行ってからが本番です。アマチュア無線衛星は1〜3号機を打上げており、2号機と3号機がまだ生きていて、3号機は11年目を迎えています。打上から打ち上げ直後まではみんな一生懸命ですが、運用は長丁場の苦労の多い仕事であり、打上は出発点だという理解が必要との含蓄のあるお言葉をいただきました。 最後に電離層の影響を受けて電波が変調する様子を、音で披露してくださいました。

    「10cm四方の玉手箱を追って-CubeSatとアマチュア局との関わりの一側面」
    アマチュア無線家 眞田正弘氏
    発表資料(PPS)

    2003年6月30日に初めてのキューブサットが打ちあがって以来、アマチュア無線家の方々は、早朝だろうが夜中だろうが、いっしょに受信を続けてくださっています。2004年に行った「キューブサット1周年記念」講演会でもお話いただいた眞田氏が、皆さんを代表してお話くださいました。無線機を自分で作ったり、新しい取り組みにチャレンジすることに喜びを感じるアマチュア無線家の方々は、学生衛星プロジェクトとの親和性が高いようです。アマチュア局は全国にあり、多くの受信ポイントを確保できる上、個性的な設備環境を持つ多種多彩(才)の人達による情報交換によって、データ受信や様々な解析を行うことができます。衛星からの電波は必ずしも完全な形で受信できるわけではないので、複数の人たちが協力して同じ衛星を追跡し受信する事で、必要な衛星データの確保ができるというのもアマチュア無線のメリットである事を実際の事例を引き説明いただきました。なお、「日本製のTNCは見かけたらすぐ買うべし!」とのアドバイスもいただきました。

  4. 活動報告会(2) 加盟団体の今年度目標発表 

    北は北海道から南は鹿児島まで、UNISECの加盟団体の学生代表が一人ずつ前へ出てマイクを握り、今年の研究・活動目標を発表しました。約20人の学生代表が列を作って発表の順番を待っています。コーディネーターは尾曲邦之(東工大)と和田豊(総合研究大学院大学)UNISON代表。発表の順番は、北から南へ。それぞれが目標を掲げて活動を進める決意を表明しました。


    2006みんなの目標PDF

    学生理事の二人はコーディネーター役と、都合がつかず参加できなかった団体の学生代表に「なりかわっての」発表。CGで衛星製作のDVDを製作している安田女子大の学生代表のかわりに発表した尾曲さんは、「安田女子大の尾曲です」と始めて爆笑を誘い、続けて「今年は東大だけでなく、ほかの大学の衛星やロケットのCGも作ります。」と勝手に宣言してしまうなど、 安田女子大の学生さんが聞いたらビックリの発表。宇宙工学とコラボレーションをはかる他分野の団体が参加して成果をあげているのも最近の特徴です。

  5. 活動報告会(3) UNISON活動報告と今後の展望

    UNISONはUNISECの学生会員がそれぞれの所属団体だけではできない活動や、共同で行ったほうが効果的な活動を行うための横の連携組織です。2005年度の成果報告と2006年度のプロジェクト発表では、UNISON代表の二人が、引き続き進行役を務めます。

    2005年度UNISONプロジェクト成果報告

    ● 母校訪問プロジェクト [Link]

    母校を訪問し、母校の後輩達と交流し、大学宇宙工学研究を広めていこうとするプロジェクトです。2005年度は4件の母校訪問が行われました。課題としては母校訪問件数が伸び悩み、応募者が母校との訪問交渉に手こずるケースも見られるため、2006年度は当プロジェクト事務局が交渉の一部を引き受けたり、地域ブロック毎での訪問指名ルールの整備を行い、応募件数を増やしたい考えです。

    ● 地上局ネットワークプロジェクト [Link]

    小型衛星の電波送受信を確実に行うため地上局設備をインターネットで繋ぎ相互遠隔運用を可能にするプロジェクトです。既に2000年頃から構想されていたものですが、地球を周回する小型衛星を確実に捉えるためにプロジェクトの国際化が必須となっています。2006年度はさらに一歩踏み込んだGround Station Network Working Groupに活動を引き継ぎ、国際的な地上局ネットワーク構築を目指します。

    ● 学生ロケットによるOpen Class CanSatの打ち上げ実験

    自分たちの衛星は自分たちのロケットで打ち上げようと発足した自主ロケット雛形製作プロジェクトです。実際にOpen Class CanSatが搭載可能なロケット、SCR-005号機を製作し、3回のCanSat打ち上げ、放出実験に成功しました。開発は成功し目的は達せられたので当プロジェクトは2005年度で解散しましたが、今後はマニュアル類を整備し、各研究室での自主ロケット製作に役立ててもらいたいと考えています。

    ● 発射台共同利用プロジェクト

    実験用の小型ロケット発射するためには発射台が必要ですが、各大学で個別に作るにはコストと効率の面で難しいので、共用で使える発射台をUNISONで作りました。今はこども科学館に展示してありますが、今後は北海道の大樹町に常設予定です。この共用発射台はバラして宅急便で送れるので能代イベントや各校の打上げ実験等で使用してほしいと考えています。

    ● 2006年度UNISON新規プロジェクト発表

    前日16日にUNISON会議が開かれ、全国から集まった学生代表たちが遅くまで議論して採択が決まった今年度UNISONプロジェクトの発表です。

    ● 内之浦宇宙空間観測所での学生によるロケット打ち上げ実験

    日本国内で到達高度数kmへ上げることが可能なロケット発射場が非常に少なく、新規に見つけることも困難なことから、JAXAの協力を仰ぎ、既存のJAXA内之浦実験場での学生ロケット実験実施に向けて交渉を行っていこうというこのプロジェクト。何より、本物のロケット打ち上げ場において学生が打ち上げ実験を実施するということは一番のモチベーションとなり、この上ない経験になると考えています。

    ● UNISEC研究室紹介プロジェクト

    UNISECに所属する研究室情報を一般向けに冊子にまとめ、UNISECの広報活動や高校生以下向けの進路選択などに資料として使ってもらうことを目的としています。冊子として情報をまとめることで、より多くの人にUNISECの活動をアピール出来るものと考えています。

    ● 能代実験利用促進プロジェクト

    ロケット研究開発している全国の大学に対し能代での実験のための費用負担等のサポートを行い能代でのロケット実験を促したいと考えています。また燃焼実験をJAXA施設で出来れば実績になり、今後JAXAとの実験協力関係強化の布石になることを期待しています。

    ● 極圏での遠隔衛星運用実験

    従来のGSNプロジェクトと異なり、本プロジェクトでは遠隔システムの整備にこだわらず、むしろ衛星運用サイドの協力の下、比較的短期間の極圏での運用をメインに地上局と衛星のコラボレーション実験を目指したいと考えています。これができれば、国内に比べて4倍の運用時間を確保できるようになります。Kirunaにターゲットを絞り、極圏に於ける遠隔衛星運用実験を行う予定です。この実験を機にGSNプロジェクトから発信する大きなインパクトが超小型衛星コミュニティに革新を生み出すことを願っています。

  6. 活動報告会(4) ワーキンググループ紹介 [link]

    ここからは、中村友哉(東大)さんがコーディネーターとなってのワーキンググループの紹介。
    UNISECでは、ワーキンググループを作っての活動を行っています。広報WG、リモセン利用WG、超小型衛星WG、能代宇宙イベントWGなどの紹介の後、「地上局ネットワークWG」の発表へ。

    「地上局ネットワーク(GSN)WG」は今年の目玉です。これは、もともと学生がUNISONプロジェクトに提案をして採択されて活動を始めたものですが、その価値が認められて、UNISEC全体として取り組むWGに昇格しました。UNISONプロジェクトがWGになったのは初めてのことです。日本国内での大学間でのネットワーク運用はすでに実験済みですが、これからは国外の大学とのネットワークを作っていくことになります。そのための国際的な地上局協力について検討するために、翌日から国際GSNワークショップが予定されています。3名の方にご発表を頂きました。

    小田靖久(東大)
    「UNISONプロジェクト地上局ネットワークの活動」

    坂本祐二(東北大)
    「地上局ワーキンググループのご案内」

    Kyle Leveque (Cal Poly, USA)
    「Using CubeSats to Create a Ground Station Network」

    8月19日に行われる能代宇宙イベントについて、WGの小林さやかさん(秋田大)からご発表いただきました。

    発表資料 | 能代宇宙イベント動画その1 | その2   

  7. 活動報告会(5) 特別講演

    「UNISECへの期待」
    JAXA宇宙教育センター 広浜 栄次郎氏
    発表資料

    JAXA宇宙教育センターでは高校生や大学生・学生団体等の宇宙知識取得活動へ支援を行っています。UNISECの学生諸氏にはUNISECでの活動を通して宇宙への夢や宇宙技術開発に挑戦した貴重な体験を生かして将来様々な場で活躍してもらいたいとのお言葉をいただきました。

  8. 懇親会

    5時間に及んだ盛りだくさんの総会を終えて、お楽しみの懇親会。来場の皆さんは、よほどお腹が減っていたと見え、用意された料理はあっという間に消えていきます。お酒も入り会場は盛り上がり、いい気分で笑い、夢を語らい、親交を深めること、2時間。OB・OGやお客様など、いろいろな方に壇上に立っていただいてのお話タイムの後で、最後の一本締め。

    今年は最後の締めを二人の学生理事がすることになりました。
    二人で声をあわせて一本締め。全員の心を一つにまとめる一本締め。その前に二人が声を合わせなければなりません。それぞれに個性的な二人ですが、いっしょに「ヨ〜ッォ」。

    そして、全員そろって手をたたき、「パン!」と大きな音で締めくくりました。
    それぞれが個性的な活動をしながら、心は一つ。そんなUNISECの総会にふさわしい締めくくりとなりました。

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