welcome to www.unisec.jp
university space engineering consortium
UNISECについて UNISON 参加・応援する方法 FAQ サイトマップ / English

UNISEC Workshop 2006

日時:2006年12月9日(土曜)〜10日(日曜)
場所:東北大学青葉山キャンパス 工学部
主催: NPO法人 大学宇宙工学コンソーシアム(UNISEC)
共催: (独)宇宙航空研究開発機構、後援: (社)日本航空宇宙学会

[+公式ホームページ] [プログラム] [写真ギャラリー]
[秋山先生の実況中継ブログ[9日], [10日]
[Future Search(学生討論)による15の提案]

目次
1)第5回UNISECワークショップについて
2)開会挨拶
3)活動紹介
4)招待講演
5)懇親会
6)UNISONプロジェクト報告
7)学生討論(Future Search)
8)UNISON賞
9)閉会

1)第5回UNISECワークショップについて

5回目のUNISECワークショップは、杜の都、仙台の東北大学で行われました。このワークショップは前年度に手をあげた大学で行われることになっています。東京(東工大)、札幌(道工大)、福岡(九大)、神奈川(東海大)に続いての開催は、初めての東北地方となりました。今回も、日本各地からの参加者が大挙して開催地に向かいました。
1日目は吹雪模様でしたが、2日目は快晴。177名(学生146名、一般31名)の参加者が集まりました。12時から受付開始。参加者が増えたため、東北大で当初考えていた会場では足りなくなり、急遽、別の会場を手配していただきました。受付を終えた参加者は、階段教室の思い思いの場所に陣取り、1時の開会を待ちます。

2)開会挨拶

今年の総合司会は園部雅子さん。UNISEC事務局でインターンとして3ヶ月間研修をしてきて、これが「初舞台」。緊張しつつ、しっかりと進行役を努めます。

まずは八坂理事長の開会挨拶。ワークショップの前に開かれた教員ミーティングには20名を超える教員が集まり、盛りだくさんの議題を話し合ったところです。「学生会費値上げ」に関連して、学生から吸い上げた意見を聞かされて、ややショックを受けた八坂理事長は、 「UNISECはGivenのものではなくて、創っていくもの」と改めて宣言されました。前例にこだわらないという前例は、繰り返し伝えていく必要のあることなのかもしれません。

3)活動紹介

能代宇宙イベントやARLISS、地上局ネットワークの活動報告に続いて、各団体の活動についての発表が行われました。 持ち時間は20分。質疑応答の時間も含みます。 東北大運営チーム特製の「アラームつき電光掲示板」は、無情のベルを自動的に鳴らしてくれました。
発表の詳細は、[+ 秋山先生のレポート]をご参照ください。

4)招待講演

今年の招待講演は2件。偶然にも、講演者の苗字はどちらも「吉田」でしたが、親戚関係はないとのこと。

1日目は、総務省総合通信基盤局電波政策課国際周波数政策室国際調整係の吉田丈夫様。衛星を打上げるには、周波数の国際調整を避けては通れません。「衛星周波数の交際調整について(小型衛星への適用に焦点を当てて)」というタイトルで、周波数調整や手続きについて、詳細なご説明をいただきました。吉田様には、2日目の裏番組の周波数ワーキンググループとGSN(地上局ネットワーク)ワーキンググループのミーティングにもご同席していただきました。周波数取得に悩む大学衛星プロジェクト関係者にとって、本当に心強い味方です。

発表資料

2日目は、東北大の吉田和哉先生。東北大で推進中の「フライト実践による航空宇宙フロンティア」について紹介してくださいました。

発表資料

5)懇親会

一日目の最後の発表が終わると、懇親会会場へ移動。昨日オープンしたばかりという真新しい会場での大懇親会です。

乾杯の音頭は中須賀先生。ありきたりな挨拶でなく、びしっと一言、学生への厳しい言葉がありました。UNISECでは、表面的な美辞麗句は不要のようです。

「今日は会場が寒かったと皆さん言っているけれど、寒かったのは会場のせいじゃない。皆さんの熱気が足りない。(質疑応答で)質問しているのは教官ばかり。他の大学の技術ややり方を知りたくないんですか? 明日はもっと積極的に質問してください」

この挨拶のおかげで、翌日は学生からの質問が急増したのは言うまでもありません。

おいしそうな料理は、いつものとおりに15分で消滅しました。けれど、楽しい談笑が何よりのご馳走。人が多くて、誰かを探すにはマイクで呼び出さないといけないという有様でしたが、相当に込み合っている中でも、話したい人を見つけては話しかけて、名刺交換や意見交換する光景があちこちで見られました。日ごろは日本全国あちこちに散らばって独自の活動をしておられる皆さんなので、ここぞとばかりに情報交換されるようです。

8月の能代イベントの特製ビデオ(製作者は3日ほど寝ていないという噂あり)放映や、9月に打ちあがったHITSATの秘蔵ビデオ公開と電波受信協力校へのプレゼント進呈など、盛り上がりに一役買ってくれるイベントには事欠きません。同じ苦労をしている仲間たちからの拍手と賞賛は、日ごろの苦労への何よりの励ましになります。

6)UNISONプロジェクト報告

二日目の午前中は、8時40分の開始。朝早いにもかかわらず、ほとんどの参加者が遅刻せずに会場に到着しました。昨日に続いて活動発表の後で、UNISONプロジェクトの中間発表と新プロジェクトの発表が行われました。

  • 極圏における遠隔衛星運用実験(九州広大 倉原さん)
  • 能代実験利用促進プロジェクト(秋田大 中井さん)
  • 内之浦宇宙空間観測所での学生によるロケット打上実験に関する検討会(東海大 堤さん)
  • UNISEC研究室紹介プロジェクト(大阪府大 峰松さん)
  • 母校訪問プロジェクト(筑波大 山口さん)

また、新規に採択されたプロジェクトとして、「分離機構TRC-Iオープン化プロジェクト」「はやぶさ2アウトリーチペイロード議論プロジェクト」の紹介も行われました。

そして、今年誕生したばかりのUNISEC卒業生組織「UNISAS(UNISEC Alumni Society)」について、東北大出身の三輪章子さんが発表。卒業生組織に対してのアンケートも配られました。

発表資料

7)学生討論(Future Search)

UNISECワークショップ恒例の学生討論において、今年は新しくFuture Searchという手法を取り入れました。いつも、違うテーマでグループ討論をしていたのですが、今年は一つのテーマについて話し合ってもらうことになりました。

テーマは、ずばり「UNISEC、UNISONをどうしていくのか」です。このために15名のモデレーターがFuture Searchの手法について学び、準備をして、本番に臨みました。参加者は、当日まで何をどうするのか、知らされてはいませんでした。

「過去の共有」からはじまり、「SWOT分析(強み、弱み、機会、脅威)による現状認識」、「望ましい未来」「行動計画策定」の4つのステップを踏むこの手法は、利害関係が対立する人たちの合意形成の手法として開発されたものです。同じ団体の人が重ならないような形で分けられた15のグループは、同じテーマについて、同じ手法で話し合い、UNISEC、UNISONをどうしていくのかについて、短い時間で具体的な提案と行動計画を作ることが求められました。

Future Search Manual

結果は、目覚しいものでした。2時間足らずの討論時間とは思えないような結果を、各チームとも出してきました。しかも、15のまったく異なる提案となりました。当日作られた即席チームが、たった2時間で問題意識を共有し、行動計画を作るところまでいったのは、モデレーターたちの頑張りと参加者の日ごろからの意識の高さがあったからでしょう。

それぞれのチームの提案については、こちらのページをご参照ください。

8)2006年度UNISON賞 

参加者全員投票で決める「UNISON賞」。これは、アブストラクトと発表の両方を全員が審査した結果を集計して決まります。

優勝は、東京大学中須賀研究室でした。これで、3年連続の快挙です。

コメント
-研究に関して宇宙空間でのダイナミックに挑戦、成功させている。
-すべてのプロジェクトがレベルの高いもので、触発された。
-行っている活動に対して結果が出せている。
-やっていることが複雑であるのに、簡潔でわかりやすい発表だった。
-たいへん刺激を受けた。

準優勝は兵庫県立大学熱工学研究室。残念ながら、飛行機の時間があって、すでにお帰りになっておられたので表彰式には出られませんでした。

コメント
-研究に関して、学生二人という人数ながら、しっかり実験を行っている
-新しい方式の制御がおもしろい
-地道にがんばっているように思った
-ユニークかつわかりやすい発表だった
-発表で和んだのは初めてだった
-新鮮な感じがした

ほかに、がんばった団体として三団体が紹介されました。
創価大黒木研究室は、「活発な衛星開発活動、情熱が感じられた 開発の進め方のよい参考になった」、東北大学吉田・永谷研究室は、「ARLISS2006の功績は偉大だと思う。難しい単語の説明もあり、勉強になった」、大阪府立大学宇宙環境利用工学研究室は「非燃焼型のエンジンの発表が一番印象に残った。とても説得力のある発表だった」というコメントがありました。

9)閉会

予想外に会場が寒かったので、二日目の朝にホカロンが人数分用意されました。日曜のお昼には近くで食事できるところがなかったので、全員分のお弁当が手配されました。夜にはバスがなくなってしまうので、山の上にある大学から駅前まで全員が乗れるようにバスが手配されました。東北大運営チームの小さな暖かな思いやりが随所に見られた二日間でした。

最後に、今回の東北大運営チームの学生リーダー、首藤伸一さんに、UNISON代表兼学生理事の二人(尾曲邦之さんと和田豊さん)から、感謝状が贈られました。

閉会挨拶は、東北大の吉田先生。来年の開催は、日本大学というアナウンスもありました。UNISECのワークショップは、「前例にこだわらない前例」を大切に、また新たな一歩を刻むことになるのでしょう。


UNISECについて | プレスリリース | 活動履歴 | ライブラリ
メンバー紹介 | 会員登録 | 今後の予定 | 情報広場 | サイトマップ | ENGLISH
(c) University Space Engineering Consortium, All rights reserved.
index.html
welcome to www.unisec.jp