2003年12月14日(日)14:45〜
「地上局ネットワーク」、「周波数問題」、「打ち上げ安全基準」
「板倉コンペ」、「小型衛星市場」という5つのグループに
分かれ、UNISECとして学校・団体で協力して解決していきたい
問題などについて話し合いました。

大学や団体などという個別の閉じた集団の中だけではなく、
他の団体と協力することで、1集団では克服できない問題を
解決できるのがUNISECの強みです。
そういう意味で、このグループ討論は今回のワークショップの
一番の焦点といえるでしょう。


● 板倉コンペ ●

    今年の11月末に行われる中止となってしまった板倉コンペのこれからについて、
    話し合いました。板倉コンペの幹事をされていた都立航空高専の石川智弘先生(右写真)を
    中心に板倉コンペ参加者でこれからの気球実験の場所などが検討されたようです。


● 地上局ネットワーク ●
    東京大学の小田靖久さん(右写真)を中心に、地上局のネットワーク化について
    話し合いました。
    衛星の地上運用をどこからでも出来るようにしたいというのが、地上局ネットワークの
    コンセプトですが、今回はそのために必要なプログラムの共有などについて主に
    話し合われました。 →地上局ネットワークのページ


● 周波数問題 ●
    日本大学の醍醐加奈子さん(右写真)を中心に衛星が使用する周波数について
    法律問題を含めて話し合われました。
    研究室などで作る衛星の周波数帯はどこを使うべきか、その周波数を使う
    ための手続き、また申請などや試験などの手続きについて意見交換をしました。


● 打ち上げ安全基準 ●
    北大の三浦崇志さんを中心にロケットの安全基準について、主にロケット開発を
    している東海大、大阪府立大、北大、北海道工大、室蘭大学などで話し合われました。
    北海道大樹町で打上実験を行うことを想定した上で,UNISECとして打ち上げ実験を
    支援する上で最低限要求する安全基準の制定について討論されました。


● 小型衛星市場 ●
    小型衛星ビジネスについて考えるワーキンググループです。
    赤松幸生さん(右写真)を中心に衛星のビジネスチャンスや広報について話し合われ
    ました。
    宇宙開発フォーラムなど法律にも強い人たちが集まり、他のワーキンググループ
    とは違った話し合いが行われました。

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