2003年12月13日(土)13:45〜
ワークショップ初日。

当日に北海道入りされる方の予定を考えて、
ワークショップはお昼からの開始となりました。

ワークショップ案内に続いてARLISS、板倉、USSS
IAFなどの今年のUNISECの活動報告がされました。

理事長八坂哲雄先生の挨拶の後、一般講演の
始まりです。


一般講演1:14:10〜

最初の講演はロケット関連の研究をしている北海道大学(三浦崇志さん)、
北海道工大(中村直紀さん)、室蘭工大(花輪佳子さん)が活動発表を
しました。
北海道大学では、CAMUIハイブリッドロケットの研究について実験の映像
などを公表。北海道工大は、北海道大学と共同でCAMUIロケットを有翼化
し、低コストで回収するための研究をされているようです。室蘭工大も
同じくロケットの回収システムの開発をされているみたいです。ハング
グライダーの免許をお持ちの小田桐さんがパラグライダーでパラフォイル
飛行実験をされるという話が印象的でした。
三浦崇志さん

北大・三浦崇志さん


北海道工大
北海道工大の皆さん
一般講演2:14:35〜

時間効率をアップするために、RoomBで今度は衛星側の発表。
東大、東工大、道工大が講演をしました。
東大・東工大は7月に打ち上げたCubeSatの報告と、運用方法について
発表しました。このほか、東工大の矢部秀幸さんがCUTE-Iのアンテナと
パドル展開時の姿勢変動についての解析結果を報告。
道工大(代表:田中吹雪さん)は小型衛星用のマイクロ波エンジン
システムの開発について発表していただきました。


たくさん参加者みなさまが熱心に講演に
耳を傾けていらっしゃいました。
学生だけではなく、さまざまな方から
質問も活発にされて、とても熱気のある
講演会となりました。
聴衆
聴衆


福永真紀
宇宙開発フォーラム
福永真紀さん
佐鳥新
北海道工大
佐鳥新先生
小型衛星市場:16:05〜

宇宙開発フォーラムの福永真紀さん、北海道工大の佐鳥新先生
先端技術研究所の伊藤康正さんが小型衛星ビジネスについて発表
されました。
福永さんは広告媒体としての小型衛星には2兆円の可能性があると
分析結果を報告。一方、佐鳥先生は、北海道で衛星を開発・製造
することで北海道に宇宙産業を興す北海道衛星について発表され
ました。こちらは、1000億円の経済効果があると分析されておら
れました。伊藤さんは「地上の星プロジェクト」で大容量光高速
通信について発表。札幌で試験をされたことなど報告されました。



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